今使っているスマホの寿命の兆候は?ここではお使いのスマホの寿命かどうか3つのチェックリストで診断。特に疑問の多いバッテリー寿命のチェック方法について紹介します。
後半ではスマホの買い替えに伴う情報。一番安く買い替えができる時期、後悔しないためのスマホの選び方、機種変更に伴う注意点についても解説します。
スマホ買い替えまでの平均使用年数は4年
内閣府の消費動向調査(2023年12月実施分)では、4.4年おきにスマホを買い替える結果となっています。スマホの性能が向上していることもあり、機種変更の頻度は年々鈍化ペースの傾向です。
こうしたデータから少なくとも4年以上使用している場合はスマホ買い替えのタイミングとなっている可能性が高いです。
同じスマホを使い続けることへの懸念点
故障をしていなくても内部では確実に寿命に近づいています。
最も懸念されることとしては、爆発など怪我によって寿命を迎える危険なケース。特にスマホのバッテリーが劣化したことによって爆発を起こす事例です。
実際、スマホのバッテリー爆発による威力は、手榴弾と同規模に匹敵し、また火災事故の原因にもなり、大変危険です。
スマホの寿命・買い替えのチェックリスト
ではスマホの買い替えのサインについて、3点見ていきましょう。
使用目的の変化
例えば、カメラ撮影をする機会が増えたこと、流行りのゲームアプリを使用したいなど、これまでの使用用途にはなかった機能を使用する場合には、その目的を満たした性能への機種変更が必要になります。
アップデート対応の終了
AndroidOSやiOSなどのアップデート保証が終了している端末については、セキュリティ面において、ハッキングなどの重大な被害に繋がる恐れがあり、この場合は早急に機種変更しなければなりません。
すでにアップデートの対象外機種を使用している方は、買い替えのサインです。
バッテリーの劣化
最も買い替えのサインとして該当する方として、スマホのバッテリーの劣化です。
最大容量が80%以下になると、急速に充電持ちが悪くなり、例えば残量が20%でも突然電源が落ちることも頻発するため、バッテリーの交換または機種変更が必要です。
スマホのバッテリー寿命の確認方法
スマホのバッテリー寿命としては、Android・iPhone共通で80%が目安です。
1日1回の充電頻度で使った場合、おおよそ3年~4年ほどで寿命を迎えます。では、ここではバッテリーの最大容量の確認方法について、iPhone・Android別に紹介します。
iPhone
- 設定アプリを開き、「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップすると、バッテリーの最大容量が表示されます
この数値が100%に近いほどバッテリーの状態は良好で、80%を下回ると交換の目安です。
Android
- 設定アプリを開き、「バッテリー」または「デバイスメンテナンス」を探します。
- バッテリーの状態や使用状況を確認できる項目があります。
AndroidOSの場合、機種によって表示名が異なる場合があります。
では、スマホの買い替え時期に差し掛かった場合、最もお得な買い替えのタイミングはいつなのか、次の項目で解説します。
スマホの買い替えで一番安い時期は3月・4月がおすすめ!
3月から4月は新学期や新生活が始まるタイミングのため、スマホの購入が一年で最も多い時期です。多くのキャリアで特別キャンペーンを実施されるため、割引や特典が豊富に用意されています。
「実質1円スマホ」などの投げ売りも、この時期に行われることが多く、割引額が高い状態で購入できます。
3・4月以外にも、新型モデルが発表される時期、iPhoneでは毎年9月以降では旧モデルが安くなる傾向です。
機種変更・買い替えにおける注意点
データのバックアップと引き継ぎ
まずは、現在使用しているスマホ内の連絡先データをバックアップしておきましょう。バックアップ方法は複数あり、通信環境によって異なる場合があります。
データの種類と引き継ぎ方法
データは大きく3つの種類に分けられ、それぞれ異なる引き継ぎ方法があります。
- Googleサービスのデータ: Googleアカウントの同期を使用
- 通信事業者提供のサービスのデータ: 通信事業者のバックアップサービスを利用
- その他のアプリデータ: アプリごとにバックアップまたは専用アプリを使用
電子マネーの移行準備を済ませる
電子マネーにおいては、安全上、各サービスごとに移行の手続き・作業が必要です。
データ移行の際の流れとしては、以下の流れがあります。
- 決済サービスのサーバーへデータをバックアップ
- 新端末で再設定し、アカウント引き継ぎ
- 旧端末掲載の情報を削除する
PayPayや楽天ペイなどのスマホ決済サービスは、電話番号の変更有無によって手続きが異なる場合があります。
事前に各サービスの引き継ぎ方法を確認しておくことが重要です。
スマホ買い替え時の後悔しない選び方
予算
まず自分の予算範囲を決めることが重要です。高性能な最新モデルから、コストパフォーマンスの高い中級機種まで、幅広い選択肢があります。
スマホには大きく分けて3ランクでスマホが用意されています。
- ローエンド (1~3万円台): 基本的な機能を備えた、コストパフォーマンスの高いモデル(例:OPPO A79 5Gなど)
- ミドルレンジ (3~9万円台):バランスの取れた性能と機能を持つモデル(例:OPPO Reno11A・AQUOS sense9など)
- ハイエンド (5~10万円以上):最新の技術や高性能な機能を搭載したモデル(例:iPhone16シリーズ・Galaxy S24シリーズ)
ハイエンドモデルに関しては、スマホで動画編集をするなどの仕事での利用や、原神やフォートナイトといった高負荷なゲームアプリの利用する方がメインターゲットとなっています。
動画視聴も含めた、SNSの閲覧などライトな用途については、ミドルレンジのスマホでも快適に使えます。
OS
AndroidとiOSのどちらを好むか、または使い慣れているかを考慮します。
OSの選択は、使い慣れた環境や利用したいアプリによって異なり、また特徴についても大きな違いがあります。
- iOS (Apple): 安定性が高く、セキュリティも強固。アプリの品質管理が厳しい。
- Android: 多様な機種から選べ、カスタマイズ性が高い。Google製のPixelシリーズは、常に最新のAndroid OSを搭載。
使用目的
- ビジネス用: 電池持ちの良さ、高い処理能力、セキュリティ機能などが重要例えば、仕事用と私生活用でスマホ1台で電話番号を分けて使える端末もある
- 写真・動画撮影用: カメラ性能(画素数、レンズの数、撮影機能)に注目
- ゲーム・動画視聴用: 大画面、高性能プロセッサ、大容量バッテリーが必要
- SNS・メール中心: 中程度の性能で十分、操作性の良さが重要
Androidでのおすすめのスマホについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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