スマホの国内シェア状況について
2024年第二四半期(4~6月)のスマホの国内出荷台数シェアでは、1位がApple52.4%、2位がシャープ10.8%、3位はグーグル8.5%となっています。
引き続き、Appleが大きくシェアを獲得しており、依然として、国内はiPhoneが圧倒的な人気の結果です。
人気スマホメーカーまとめ
Apple(アップル)
概要
- 日本のスマホ販売シェア1位
- 世界のスマホ販売シェア2位
- Apple製のスマホはiPhone(アイフォーン)と呼ぶ
- iPhone=スマホ界の最上位ブランド
- ソフトの開発から端末の製造まで自社で完結させる「垂直統合モデル」を採用
- ボティはチタンフレームを採用。軽量ながらも耐久性に優れている
- 他のApple製品との互換性が高い(写真の転送が簡単など)
- 内部ソフト・アプリも独自開発のため、Androidと比べて動作が安定し、安全性も高い
- Androidよりもメリットが多い分、価格は高い
Appleスマホの種類
- iPhone無印シリーズ:スタンダードモデルに当たる(例:iPhone15・iPhone16)
- iPhone Plusシリーズ:無印シリーズの画面大型版(例:iPhone15 Plus・iPhone16 Plus)
- iPhone SEシリーズ:廉価モデルに当たり、最低限必要な機能に絞ることで10万円以下で購入できる(例:iPhone SE(2022)など)
- iPhone Proシリーズ:無印シリーズの上位モデルにあたり、処理・カメラ性能で特に向上している
- iPhone ProMAXシリーズ:最上位モデルにあたる。性能はプロシリーズと同等だが、画面が大きいのが特徴
Samsung(サムスン)
概要
- 国内シェアは5位
- 世界シェアはAppleに次いで2位のAndroidで最も売れているメーカー
- Galaxy(ギャラクシー)スマホが代表製品
- 自社技術の鮮やかなディスプレイが特徴
- iPhoneを意識したようなクールなデザインも魅力
スマホの種類
- Galaxy Sシリーズ:主流のモデル(例:Galaxy S24、S24+、S24 Ultra)ハイエンドスペックのため、重いゲームでも快適に使える。特にUltraシリーズは世界最高の性能
- Galaxy Zシリーズ:折りたたみ式スマートフォン。縦折り・横折り型の双方に対応(例:Galaxy Z Fold6、Z Flip6)こちらもハイエンドスペックで重いゲームも快適
- Galaxy Aシリーズ:廉価版モデル(例:Galaxy A35、S23FEなど)スペックはSシリーズより劣るが、ミドルレンジクラスで普段使用には問題ないレベル
- Galaxy FEシリーズ:Sシリーズよりも機能を減らすことで、より手頃な価格にしたモデル(例:Galaxy S23 FEなど)
シャープ
概要
- シャープは国内シェア2位(世界シェアは圏外)
- ワンセグやおサイフケータイなど日本の携帯電話機能の維持に力をいれるなど、日本市場向けに特化(※ワンセグは現行モデルは非搭載)
- スマホの代表製品は「AQUOS(アクオス)シリーズ」
- シャープ独自開発の「IGZOディスプレイ」を採用。高鮮度でありながらもバッテリー持ちが良く、省エネの良さが魅力
- 噴流、水圧の双方に対応するなど、防水性能も充実
- 他のシャープ製家電との連携にも優れている
シャープスマホの種類
- AQUOS wishシリーズ:再生プラスチックを活用した素材を採用。安価に提供されている。スペックはエントリーモデルに当たる
- AQUOS senseシリーズ:一番人気シリーズ。コスパに優れている。スペックはミドルレンジに当たる
- AQUOS Rシリーズ:ドイツの老舗カメラ会社「ライカ」との共同開発をするなど、カメラ機能に大きな強み。ハイスペックモデルに当たる
Google(グーグル)
概要
- 国内シェア3位
- Androidのソフトウェアを開発する自社メーカー
- Androidの最新機能を最初に利用できる
- 代表製品「Pixel(ピクセル)」シリーズ
- iPhoneと同じ会社(フォックスコン)で製造されているため、シンプルで洗練されたデザイン
- ソフトウェアのアップデートも迅速で、他メーカーよりも長期間保証されている
スマホの種類
- Pixelシリーズ(無印):最新処理性能を搭載したモデル。ハイスペックモデルに当たる(Pixel9など)
- Pixel Proシリーズ:Pixelシリーズの上位モデル。画面は大型で、カメラ性能も進化している(Pixel9 Pro、Pixel9 Pro XL)
- Pixel Foldシリーズ:折りたたみ式ディスプレイを搭載したモデル。最上位モデルにあたるため価格も一番高い(Pixel9 Pro Fold)
- Pixel aシリーズ:最も人金のシリーズ。10万円以下でありながらもハイスペックスマホに匹敵する処理性能。廉価モデルにあたる(Pixel 8aなど)
Xiaomi(シャオミ)
概要
- 中国の総合家電メーカー
- 日本には2019年に本格参入
- 世界シェアはApple、サムスンに次ぐ3位で「中国版Apple」とも称されている
- ライカのカメラを搭載したスマホを投入するなど品質にも優れており「中国製=低品質」の認識を変えた
- 高機能ながらも価格が安く、コスパに優れている
スマホの種類
- Xiaomiシリーズ:ハイエンドモデルにあたる(Xiaomi 14T Proなど)
- Redmiシリーズ:廉価モデルにあたる人気シリーズ(例:Redmi12 5Gなど)
- Pocoシリーズ:ゲーム向けや高性能を求めるヘビーユーザー向けのモデル
SONY(ソニー)
概要
- 日本の家電メーカーで2008年に業界参入
- 「Xperia(エクスペリア)」でスマホブランドを確立
- 2013年にはiPhoneに次ぐ国内シェア2位に成長
- カメラとオーディオ性能に強みがある
- ディスプレイが他社より縦長に設計されている
- 現在は高付加価値商品の販売に特化しているため、高価格帯のモデルが多い
- 一方でOSアップデート保証期間が2年間と短く、コスパに課題。近年は売上に苦戦している
スマホの種類
- Xperia1シリーズ:最新技術を備えた最上位モデル
- Xperia5シリーズ:上位クラスのミドルレンジモデル
- Xperia10シリーズ:ミドルレンジモデル
FCNT(旧富士通)
概要
- 元々は富士通が製造・販売していたが21年に撤退
- 2023年にPCメーカー「レノボグループ」の傘下に
- 「arrows(アローズ)」「らくらくホン/らくらくスマートフォン」が代表ブランド
- 自律神経の測定やハンドソープ洗浄に対応するなど、他にはない独自色が特徴
スマホの種類
- arrows weシリーズ:最低限の機能を残しつつ、コストを削減したエントリーモデル
- arrows we Plusシリーズ:weシリーズの上位モデルでミドルレンジに当たる。画面も大きい
- らくらくホン/らくらくスマートフォン:シニア層に使いやすく設計されたモデル
OPPO(オッポ)
概要
- 中国の大手通信機器メーカーだったが、近年はスマホのみに事業を集中させている
- 2018年より日本市場に参入し、24年代に四半期(4-6月)ではApple、Googleに次ぐ納入台数シェア3位
- 安価ながらも、値段以上の機能を搭載し人気急上昇(例:19分で100%充電できる端末など)
- 世界販売シェアは5位だが、2019年には中国市場においてシェア1位を獲得する実績がある
- ソフトウェアはAndroidをベースに独自カスタムを施した「Color OS」を採用している
スマホの種類
- Renoシリーズ:コスパがいいミドルレンジモデル。日本向けに販売するReno Aシリーズは特に人気(OPPO Reno11 Aなど)
- Reno Proシリーズ:Renoシリーズの上位版で最新技術を採用したハイエンドモデル(OPPO Reno10 Pro)
- Aシリーズ:機能を最低限に絞ったエントリーモデル(OPPO A79 5Gなど)
Motorola(モトローラ)
概要
- 1928年創設
- 世界で初めて携帯電話を販売した老舗メーカー
- ガラケー時代は世界市場での占有率が1位だった時期も
- 現在はレノボの完全子会社として運営
- 南米では現在市場シェア2位を獲得するなど海外で特に人気
- 日本国内は23年にソフトバンクなど、携帯キャリアとの連携を強化したことで出荷台数が急増
- 国内のスマホ市場は販売不振といわれる中、伸び率は2倍以上を記録している
スマホの種類
- moto gシリーズ:必要最低限の機能に抑えたエントリーモデル
- moto Edgeシリーズ:ミドルレンジの中でも上位モデルにあたり、画面の縁がが湾曲している
- Motorola razrシリーズ:折りたたみ画面を採用したハイスペックモデル
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